「ピッチに立つには受け入れがたいコンディション」
元イタリア代表のファビオ・クアリアレッラが、現役引退を認めた。19日、『スカイ』の番組内で語っている。
40歳のクアリアレッラは2022/23シーズンいっぱいでサンプドリアを退団した。その後フリーとなっていたが、新天地は見つからず、このまま引退となる。
クアリアレッラは「仕方なくだね。何か起こるかもしれないけど、今は僕はピッチに立つには受け入れがたいコンディションだ」と述べ、事実上の現役引退を認めた。
現役引退後の夢について聞かれると、「夢は常に持っている。その一つはカルチョの世界にとどまり、自分に合った仕事をすることだ。どの道に進むべきかを決める時間はあるね」と語っている。
クアリアレッラのキャリア
トリノの下部組織で育ったクアリアレッラは、2000年5月14日のピアチェンツァ戦でセリエAデビューを飾った。フィオレンティーナ、キエーティへのレンタルを経験して経験を積むと、2005/06シーズンから本格的にセリエAでプレーするようになり、サンプドリア、ウディネーゼ、ナポリ、ユヴェントスでゴールを量産。2015年にサンプドリアに復帰し、2018/19シーズンには26得点を決めるなどした。セリエA通算182ゴール、スクデット3回に加えて、イタリア代表でも29試合に出て8ゴールを記録した。
ゴールの華やかさもクアリアレッラをさらに有名にした。セリエA年間ベストゴール賞を2009年と2019年の2度受賞している。