規定では2年間の出場停止
モンツァは9月29日に獲得したばかりのパプ・ゴメスを長期で失う可能性が高まっている。アンチドーピング検査で陽性反応が出たことをクラブが発表した。
カタールワールドカップ前の問題
モンツァは20日、次のような声明を出している。
「本日10月20日、FIFAからFIGCを通じて、アレハンドロ・ゴメスにスペインのアンチドーピング委員会から通知を受け取りました。選手の検体からテルブタリンが検出されており、2年間の出場停止と規定されています」
「これは2022年10月に気管支炎の症状を落ち着かせる目的で選手が服用した薬の成分によるもので、思い込みによって陽性反応が出ました。モンツァは今後の対応を検討中です」
意図したドーピングではない模様
アルゼンチン『Ole』は、さらに詳細を伝えている。
これによると、問題となっている薬はハチミツとレモンが配合されたもので、パプ・ゴメスは禁止成分は入っていないと考えていたとのこと。ただ、これをセビージャのドクターに相談せずに服用したという。パプ・ゴメスは薬を購入した際のレシートをまだ所持しており、意図したドーピングではないということを証明する材料にはなっているのかもしれない。
35歳パプ・ゴメスの今後は?
パプ・ゴメスは前述のとおり、9月29日にモンツァ加入が決まったばかり。モンツァはジャンルカ・カプラーリが負傷で長期離脱となったため、アタランタで実績のあるパプ・ゴメスを獲得した。
パプ・ゴメスは現在35歳。長期の出場停止となれば、再びピッチで見るのは難しくなるかもしれない。