ホイルンドを車に乗せることも嫌がったアタランタ指揮官
この夏の移籍市場でアタランタからヴォルフスブルクへ移籍したヨアキム・メーレが、ジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督への不満を赤裸々に語った。デンマーク『tipsbladet.dk』が伝えたコメントが、イタリアでも話題になっている。
インタビューの中でアタランタ時代のことを聞かれたメーレは、次のように語っている。
「監督が全部決めていた。自由なんてなかったよ。良いところに住ませてもらったし、気候も良かった。でも、ずっと一日に何時間も練習場にいたから、満喫する時間なんてなかったね」
「ガスペリーニの独裁? 僕はそんなこと言ってないよ。あなた(記者)がそう言ったんだ。先に言いたくなかった。そう言ったら、あることないこと書かれちゃいそうだからね」
「たとえば2部練習があったとする。その場合、練習場に泊まらなきゃいけない。帰宅させてもらえないんだ」
「精神的にホントきつかった。週末に良いプレーをしても、次の試合で20分良いプレーができなければ、また後ろに下げられる。ほかのところにはある継続性がなかった。だから、精神的に別の環境が必要だったんだ」
「人じゃなく数字で扱われているような感覚になる。変な嫌がらせもあった。僕は(マンチェスター・ユナイテッドへ移籍したラスムス・)ホイルンドとよく練習をしていたんだけど、監督は一緒に車に乗るのを嫌がった。おしゃべりしながら楽しく練習場にくるのが嫌みたいで、怒られたんだ。ラスムスには運転手がいなくて、クラブからは一緒に練習場にきていいと言われていたんだけど」
「それがイタリア人の当たり前なのかは分からない。でも、それで腹を立てて疲れちゃってもしょうがないからね」
デミラルも同調?
この報道を受けて、この夏にアタランタからアル・アハリへ移籍したメリフ・デミラルも思うところがあるようだ。
記事を引用する形で「事実かどうかはじきに分かる。インタビューに乞うご期待」とSNSに投稿。なにか伝えたいことがありそうだ。