今夏インテルで揺れた20歳
2日に行われたセリエA第3節でボローニャはカリアリに2-1で勝利を収めた。ジョヴァンニ・ファビアンが決勝点を決めている。
ここまで未勝利同士の対決。アウェーのカリアリが先制する展開だった。ボローニャは前半からザークツィーが存在感を放っていたが、得点できずに折り返している。
後半に入ってザークツィーのゴールで追いついたボローニャは、リッカルド・オルソリーニがPKをクロスバーに当ててしまい逆転に失敗して、1-1のまま終盤に突入した。
それでも87分に投入されたファビアンが大仕事。セットプレーのこぼれ球をビクトル・クリステンセンがボレーで捉えると、これはGKの正面だった。しかし、ボリス・ラドゥノビッチが真下に落としたボールを狙っていたファビアンがそのまま押し込んで逆転ゴールとした。
「まだ信じられない」
この夏インテルから加入した20歳のファビアンは、うれしいセリエA初ゴール。ここまでは2試合続けて試合終了間際の投入だったが、これから出番が増えていくかもしれない。
ファビアンは試合後、『DAZNイタリア』で「まだ信じられない。ホームのサポーターの前で決められてなおさら興奮しているよ」と喜びつつも、「もう次の試合に向けて準備をしなければいけないね。この夏はいろいろ大変だったけど、ボローニャから話をもらったときはすぐにイエスと答えたんだ。僕の夢? とにかくプレーし続けること。そして楽しむことだね」と述べた。