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ヴェローナが死闘制して残留! ラニエリのカリアリがセリエA昇格

ファラオーニが魂のハンド。昇格プレーオフも激闘

11日にセリエA残留プレーオフのスペツィア対エラス・ヴェローナと、セリエA昇格プレーオフ決勝のバーリ対カリアリが行われた。

スペツィア対エラス・ヴェローナ

セリエA38試合を終えて勝ち点で並んだスペツィアとエラス・ヴェローナは、今季からの新レギュレーションで残留を懸けたプレーオフを戦うことになった。

大方の予想に反して、試合は立ち上がりから動いた。開始5分、自陣からのロングフィードで左サイドの裏に抜け出したラゾビッチがペナルティーエリア左からマイナスに折り返すと、大外のファラオーニがダイレクトで決めて先制する。

スペツィアは15分にアンパドゥのゴールで追いつくが、スペツィアの勢いが止まらない。スレマナが粘って左からクロスを入れると、中央でンゴニェがジュリッチとつないで崩し、ゴールネットを揺らした。

38分には追加点。見事なカウンターからンゴニェが華麗な個人技で決めきり、ヴェローナがリードを2点にひろげて前半が終了した。

後半は一転してスコアが動かなくなったが、68分にターニングポイントになり得る大事件が発生。スペツィアが攻め込み、飛び出したGKの前でショムロドフがシュートを放ち、ボールがゴールの方に向かっていった。すると、戻ってきたファラオーニがハンドでクリア。当然レッドカードが提示されて退場となり、さらにスペツィアにPKが与えられる。

だが、このPKをエンゾラが決めきれず、GKモンティポーに止められてしまう。

数的優位で2点を追うスペツィアが残り時間で猛攻に出るが、完全に守備に徹するヴェローナを崩すことはできずに試合終了。ヴェローナが残留を決めた。

バーリ対カリアリ

セリエBからセリエAに昇格する最後の1枠を争うプレーオフの決勝は、ファーストレグが1-1で終わっていた。このセカンドレグに勝った方がセリエA昇格となる大一番は、拮抗した展開となるが、0-0で迎えた後半アディショナルタイムに劇的展開が待っていた。

右サイドを突破したザッパのクロスにパヴォレッティが飛び込んでゴール。これが決勝点となり、カリアリがセリエA昇格を決めている。

カリアリはシーズン前半戦に苦しんで一時は12位まで順位を下げたことで、ファビオ・リベラーニ前監督を解任。第20節からクラウディオ・ラニエリ監督が率いてプレーオフ圏内でレギュラーシーズンを終え、昇格を勝ち取った。

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