セリエBで選手キャリア継続を望む40歳のレジェンド
ファビオ・クアリアレッラは、来季をセリエBで戦う意欲を持っている。
サンプドリアは26日、セリエA第37節でサッスオーロをマラッシに迎えた。サンプドリアにとっては今季ホーム最終戦で、40歳のクアリアレッラは先発で出場。88分に交代となったときは、敵味方問わずスタジアム全体が拍手を送っている。交代したあともクアリアレッラへのチャントは試合終了まで続いた。
サンプドリアはすでに2部降格が決まっており、セリエAでの舞台とはしばらく別れることになる。涙を流してセリエA最後の舞台を戦ったレジェンドが試合後、『スカイ』で次のように語った。
「何とも言えない気持ちであふれているよ。みんなにあいさつをしたのは、これがセリエAで僕の観客の前でプレーする最後の試合になることは間違いなかったからだ」
「僕はまだこのクラブに与えられるものがあると思う。この場所に、僕が今日別れたこの場所に戻ってきたいと願うのであれば、新しい経営陣には僕を頼ってほしいと伝えたいね」
「僕はこのクラブを、あるべき場所に戻すために、選手を続けたい。ここのティフォージは最高だよ。応援し続けてくれた彼らに感謝を伝えるのは正しいことだ。ただ、契約は今季で満了だから、あとは新しくなるクラブが決めることだね」
「あらゆる側面から悲惨なシーズンだったよ。カンピオナートで最下位なんだから、問題以上の何かがあったということだ。しばらくここにいるけど、こんな姿は見たことがなかった」
「最終戦がナポリというのも運命めいたもの（クアリアレッラはナポリ出身）を感じる。また感動的な試合になると思うよ」
