エンポリでブレーク中の19歳トレクアルティスタ
エンポリは23日のセリエA第19節でインテルと対戦する。エンポリでは現在、トンマーゾ・バルダンツィが注目を集めているところだ。23日付け『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が、同選手のインタビューを掲載した。
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——3ゴールに加えて多くの賛辞。このようなスタートを予想していましたか?
「完全にノーだよ。セリエAで初めてのシーズンだからね。素晴らしいスタートになってうれしい。でも、シーズンの後半戦もこれを続けなければいけないし、自分よりもエンポリだ」
——エンポリは若手育成が優秀です。
「そうだね。僕は小さいときからここでやっているし、エンポリはいつも若手にチャンスをくれる。ピッチで自分の力を示す機会があるんだ。自分を育ててくれたクラブの一員としてセリエAでプレーできて最高だよ」
——23日にインテルと対戦します。
「とても厳しいだろうね。インテルはすごいチームだし、見事なカルチョをしている。もし1週間前に、セリエAで印象的なプレーをしているチームを聞かれたら、ナポリだけを挙げていたと思うけど、スーペルコッパ・イタリアーナのダービーを終えて、インテルも素晴らしいレベルにあると言いたい。ただ、この試合は僕たちがどこまでやれるかを確かめる意味でもとても大事だ」
——プリマヴェーラのアントニオ・ブシェ監督は、あなたをジキルとハイドと言っていました。ピッチでは獅子であり、ピッチ外では本当にシャイだと。
「別にシャイってわけじゃないよ(笑)。でも、確かにピッチと外じゃ違う性格かも。ピッチでは尊大かもしれないね」
——ブシェはあなたが並外れた奇才だが、もっと自分の力を信じる必要もあると言っていました。今はどうでしょうか?
「そうだね。自分のことを信じているよ。でも、ブシェ監督が僕を育ててくれたところも大いにある。技術面もそうだけど、特に性格の面だね」
——セントラルMF、攻撃的MF、トレクアルティスタ、セカンドトップ…どこが好みでしょうか?
「トレクアルティスタだね。ライン間でよりスペースが見つけられるからだ。でも、もちろんほかのポジションもやるよ。ミステルが望む形でベストを尽くすということだね」
——憧れはパウロ・ディバラでしょうか?
「誰かがロールモデルということはないんだ。自分のポジションで優れた選手からいろいろ学んでいる。ディバラはその中でも僕が一番気に入っている選手ということだね」