エンポリ戦の終盤にドラマが起きたが…
16日に行われたセリエA第18節エンポリ対サンプドリアのジャッジが話題になっている。サンプドリアのマルコ・ランナ会長が、『スカイ』で不満をあらわにした。
1点ビハインドで終盤を迎えたサンプドリアは、終了間際のセットプレーでGKエミリオ・アウデロも上げて勝負に出た。アウデロは混戦の中から浮き球のパスを送り、オマール・コリーがゴールネットを揺らしている。しかし、その前にマノロ・ガッビアディーニのハンドがあったとして、ゴールは取り消された。
ただ、このガッビアディーニのハンドというジャッジが正しかったのかは疑問が残るところだった。相手との接触で倒れた際にボールが手に触れて、それがアウデロに渡った形だ。
ランナ会長は「チームからは(インタビューに)誰も来ない。そうでなければ、重いペナルティになってしまうかもしれないからだ」と切り出し、「またしてもジャッジにやられた。我々はいつも黙っている。だが、我々をセリエBに送りたいというのであれば、それに応じた行動をしていくつもりだ」と怒り心頭の様子だ。
話題のジャッジについては、「ガッビアディーニは押されて倒れた。ジャッジは逆だと思った。ファウルを受けて倒れた手に当たってハンドなんてあり得ないだろう」と述べ、「我々は非常に憤っている。ナポリ戦でも良いプレーをしたのだから、選手たちには文句がない」と語った。
『ガゼッタ・デッロ・スポルト』の採点は?
17日付け『ガゼッタ・デッロ・スポルト』の採点は、アルベルト・サントーロ主審に「4」の低評価を付けた。また、幻のゴールを演出したアウデロには、「審判のミスによってアシストが消滅してしまった」とし、「7」の高評価を付けている。