サンプドリアを称えるミステル
24日に行われたセリエA第11節でサンプドリアはクレモネーゼと対戦し、敵地で1-0の勝利を収めた。デヤン・スタンコビッチ監督が試合後、『DAZNイタリア』で喜びのコメントを残している。
今季途中からチームを率いているスタンコビッチ監督は、セリエA指揮官としての初白星。20日のコッパ・イタリアではアスコリを下しているが、これはPK戦の末の勝ち上がりであり、記録上は引き分けだ。
スタンコビッチ監督にとっては大きな一歩だが、この一戦はサンプドリアにとっても重要な一戦だった。サンプドリアは、19位クレモネーゼとの残留争い直接対決を制して、最下位を脱出。サンプドリアの今季セリエA初勝利でもあり、その価値は計り知れない。
「出し切ったことが大事」
スタンコビッチ監督は試合後、次のように語った。
「アウェースタンドがいっぱいになっていて、ホームのような熱気を感じた。最初から最後まで自信を持って戦えたからこその大きな感情がわきあがるね」
「選手たちは出し切った。スペクタクルだったよ。ミスはあった。ただ、今はそれを分析することに興味がない。大事なのは勝ったことだけだ。苦しんで何かを生み出そうとしている。そして、強い意思と犠牲と、ちょっとした運が、我々に結果をもたらしたんだ」
スタンコビッチ監督は前半終了時に2人を交代。61分までに5枚のカードを使い切った。
「前半のできに失望したわけじゃない。良い時もあれば悪い時もある。とにかく出し切ったことが大事だ。この年で、私がサッカーを教えることはできない。彼らはすでに完成されているからね。私は正しいコンディション、メンタル、戦術を整えることを目指しているよ」