ジャンルカ・ブージオは来季も欧州の可能性大
昨年9月に『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が紹介し、カルチョイズムでも取り上げた【21-22セリエAブレーク期待の若手10選】。彼らはどのような成長を遂げたのだろうか。
ここではジャンルカ・ブージオのシーズンを振り返る。もとの記事はこちら。
プロフィール
ジャンルカ・ブージオ
クラブ:ヴェネツィア
ポジション:MF
生年月日:2002年5月28日(20歳)
国籍:アメリカ
2021-22セリエA成績:29試合出場1ゴール2アシスト
市場価値推移:600万ユーロ→850万ユーロ
※市場価値は『Transfermarkt』参照
ヴェネツィアは降格、ブージオには複数オファーか
ブージオは昨年夏にスポーティング・カンザスシティからヴェネツィアへ移籍。当時19歳ですでにアメリカA代表を経験している有力選手だった。
父がイタリア人のブージオはレギュラーとしてプレー。才能の片鱗を垣間見せることはあったものの、ヴェネツィアは低迷を続け、決定的な存在にはなれなかった。
ブージオの市場価値は2021年末に1000万ユーロまで上がったが、現在は少し下がって850万ユーロ。ヴェネツィアが2部に降格したこともあり、去就が話題になっている。
アメリカメディアによると、カンザスシティのファンがブージオの復帰を熱望している。ブージオはヴェネツィアがセリエBに降格した場合、フリーでレンタルに行くことができるという契約条件があり複数クラブが動いている模様。セリエA、ブンデスリーガ、ラ・リーガから複数クラブが獲得に乗り出しており、ブージオはヨーロッパでの挑戦を続ける見込みだ。
15歳からトップチームでプロとしてプレーを続けているブージオ。2021-22シーズンはブレークというほどのインパクトはなかったが、前進を続けていることは確かだろう。