昇格争う中で下位相手のドローが決定打か
セリエBのブレッシャが、フィリッポ・インザーギ監督を解任したようだ。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などが2月6日に報じた。
ブレッシャは5日の第21節で残留を争っているコゼンツァと敵地で対戦。報道によると、勝てばインザーギにとって監督通算100勝となる一戦だったが、ゴールを奪うことができず、スコアレスドローに終わった。この試合が指揮官にとって致命的になったという。
ただ、ブレッシャは首位レッチェに2ポイント差、2位ピサに1ポイント差の3位と好位置につけている。セリエAに自動昇格する2位以内を競っており、プレーオフ出場ラインの8位とは7ポイント差。それでも、マッシモ・チェッリーノ会長は更迭に踏み切ったようだ。
会長と対立?後任は…
『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、同会長とインザーギは以前から選手起用を巡って対立していたとのこと。冬に6選手を補強したチェッリーノ会長にとって、ボトム10相手の2試合連続ドローは受け入れがたかったのだろうか。アウェーでリーグトップの勝ち点26をあげながら、ホームでは10試合で3勝の勝ち点13という成績に甘んじていることも一因かもしれない。
後任には、チェッリーノ会長がカリアリ時代にも登用したディエゴ・ロペスが就任すると伝えられている。ロペスはブレッシャでも一昨季、昨季とシーズン途中に登板。セリエAで戦った一昨季は閉幕まで率いて降格、セリエBだった昨季は序盤戦で解任されている。
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