「監督は僕の利き足すら知らなかった」
オランダの有望株、モハメド・イハッタレンが、『De Telegraaf』のインタビューに応じた。『スカイ』が取り上げている。
期待の新戦力のはずが…
19歳のイハッタレンは、昨年夏にPSVからユヴェントスへ移籍。ユヴェントスは即座にサンプドリアへレンタルし、経験を積ませることにした。
しかし、イハッタレンはサンプドリアで開幕戦でベンチ入りした以外は欠場が続き、10月上旬にオランダへ帰国。サンプドリアは連絡がつかないと主張し、うつ病で現役引退を検討しているという報道もあった。
それでも、冬のメルカートでオランダのユトレヒトに加わることがほぼ決まり、リスタートの準備はできている。イハッタレンは、次のように主張した。
「音信不通は事実ではない」
「僕は事情があってサンプドリアを離れた。19歳の僕はホテルの部屋でぽつんと一人きりで座っていたんだ。完全に放置された。だれも合意を尊重しないし、信頼できなくなったんだ。サンプドリアが言う音信不通は事実ではない。母親と一緒だったよ」
「僕がサンプドリアについたとき、チームマネジャー以外誰もいなかった。ユニフォームを着て写真撮影をして、次の日に練習をした。そしたらスーツにネクタイの人がいて、ディレクターたちなんだと思った。僕はその人たちが誰か知らないし、その人たちも僕が誰かは知らなかった」
「(ロベルト・ダヴェルサ監督は)僕が左利きということも知らなかった。だから、とにかく黙々とサッカーをすることだけを考えた。でも、すぐに信頼できなくなった。オランダに帰ると決めたあとでダヴェルサから電話がきて、これから先発で使うから戻ってくるようにと言われたけど、その約束も守れず、信じられなくなったんだ」
代理人はライオラからアリ・ドゥルスンに
「10月に、長い間連絡を取り合っていたアリ・ドゥルスンのオフィスを訪ねた。彼に言ったよ。『僕は全部間違えた。助けて欲しい』ってね。話を聞いてくれて、この状況は君の責任じゃないといてくれた。そして抱きしめてくれたよ。父親のようだね」
「ライオラはStudio Voetbal(オランダ『NOS』の番組)でもう僕に連絡がつかないんじゃないかと心配だって話したみたいだけど、もちろん違う。がっかりしたよ」
カンドレーヴァとは口論
「カンドレーヴァとは言い争いになったことがある。でも、彼のキャリアを尊重しているよ。あのグループには、良い雰囲気がなかったように思う」
再起に意欲
「早く元の状態に戻ることが大事だ。すぐにできると分かっているよ。汗をかいて、またサッカーができるようになりたい。それは素晴らしいことだからね」