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ロレンツォ・ルッカは何者? 2メートル超大型FW、オランダ名門に到達したあとは…

大ブレーク中のロレンツォ・ルッカに強豪が注目

2021/22シーズンの序盤戦にセリエBのピサでゴールを量産したFWロレンツォ・ルッカは当時大きな注目を集めた。今回は、そのルッカがどのような選手なのかを紹介する。(2023/5/24最終更新)

プロフィール

ロレンツォ・ルッカ
ポジション:FW
背番号:22
国籍:イタリア
生年月日:2000/9/10
年齢:22歳
身長:2,01m

2021年夏からセリエBに挑戦

ルッカはトリノのモンカリエーリで生まれた。8歳でトリノの下部組織に入団。16歳のときにキエーリからのレンタルでアトレティコ・トリノ(プロモツィオーネ/イタリア6部)に加入しているときにトップデビューを飾った。

とはいえ、プロレベルで注目を集めるまでには時間が掛かった。2020-21シーズンにセリエCのパレルモで27試合に出場して13ゴールを決め、210万ユーロの移籍金でピサに引き抜かれたのは2021年夏のことだった。

すると、セリエB開幕から7試合で6ゴールと大暴れ。一躍注目を浴びる存在となり、2021年9月7日にU-21イタリア代表デビューを飾っている。ルッカはこれまで世代別代表の経験がなく、代表のユニフォームはこれが初めてだ。

イブラヒモビッチに憧れるだけでなく…

ルッカは2021年10月5日付『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビューの中で、子供の頃からの憧れがズラタン・イブラヒモビッチとダビド・トレゼゲだったと語った。

その上で、現在のトップ3を問われると、「今でもイブラは入る。僕にとっては歴代最強だ。少なくとも、僕が観た中ではね。あとはジェコとレヴァンドフスキかな。いや、今はハーランドの方が優れているかもね」と話している。

ルッカは、イブラヒモビッチにかなり影響を受けている様子。「僕と同じで背が高い。僕の方が少し大きいけど、学ぶことは多いね。動きだったり、いろいろ真似ている。僕も彼みたいに瞬発力があるし、アクロバットだってお手の物だよ」と述べ、自身が同じタイプであると語った。

2,01mのFWといえば、最前線に張って空中戦勝負というスタイルを想像しがちだが、実際にゴールから離れたところからドリブルを仕掛けたり、サイドに流れてパスを引き出すなど、ただの“電柱”ではないことは、これまでのピサでのプレーが証明している。

6部→3部→2部→オランダ1部→?

ここまで3つのカテゴリーでゴールを決めたルッカ。4つめの舞台はセリエAになると思われていたが、2022年夏にアヤックスへの移籍が決まり、完全移籍オプション付きレンタルでオランダの名もへ旅立った。

だが、オランダではなかなか出場機会に恵まれず、アヤックスは買取に動かないとされている。2021年にブレークした巨人は、再び良い流れを取り戻せるだろうか。

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